繁殖の採算シミュレーター
かんたんに言うと
仕入れ値・産卵数・生存率・販売単価・餌代・電気代・送料を入れると、その繁殖が黒字か赤字かを試算します。初期値は図鑑で実測した相場です。
仕入れから販売までを数字にします。初期値はすべて自分の条件に書き換えて試せます。
殖やす魚
殖え方
産まれた稚魚が売れるサイズまで育つ割合です。卵をばらまく種は親が卵を食べ、初期の餓死も多いため、 家庭ではさほど高くなりません。初期値の30%は控えめな目安なので、自分の実績で入れ直してください。
売り方
図鑑に載せている販売単価はショップの店頭価格です。個人が同額で売るのは困難で、 実際のオークションでは稚魚のまとめ売りで1匹135円という例もあります。 初期値は控えめ側の数字を入れていますが、それでも個人には強気です。
生体のオークションでは落札者負担が普通です。既定はそちらにしています。
生体の送料は850〜1,300円が実勢。上で「自分が負担」を選んだときだけ計算に入ります。
育てた魚のうち、実際に買い手がついて売れる割合です。ヤフオクの「グッピー」出品を見ると 入札ゼロで終わるものが大半で、家庭で殖やした魚の多くは売れ残ります。初期値の3%= 30匹に約1匹しか売れない前提で、これでも楽観的なほうです。数値は自分の実績で入れ直してください。
月々かかる費用
下の金額は水槽1本あたりです。水槽数を掛けて計算します。 稚魚が数百匹になれば1本では収まらないので、実際に使う本数を入れてください。
親用と稚魚用で最低2本。数が増えれば分ける必要が出る。
ヒーターとフィルター。
水道・カルキ抜き・消耗品など。
この条件での損益
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赤字にならない販売単価
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この計算に入っていないもの
水槽・ヒーター・フィルターの初期費用、水換えや選別にかかる自分の時間、 死着補償のリスク、親魚の入れ替え費用は含めていません。 実際の採算はここで出る数字よりさらに厳しくなります。
計算式
- 産まれる数 = ペア数 × 産仔数 × (30 ÷ 産卵間隔) × 月数
- 育つ数 = 産まれる数 × 生存率
- 売れる数 = 育つ数 × 売れる割合
- 売上 = 売れる数 × 販売単価
- 売れ残る数 = 育つ数 − 売れる数
- 費用 = 親の仕入れ + (月々の費用 × 水槽数 × 月数) + 送料 × 取引回数(自分が負担する場合のみ)
- 赤字にならない販売単価 = 費用 ÷ 売れる数
送料は既定で落札者負担にしています。生体のオークションでは落札者が送料を持つのが普通で、 出品者負担を前提にすると赤字の主因が送料になってしまい、実態から外れます。
売れ残りは収入にも費用にも計上していません。ただし現実には、売れ残った魚も餌を食べ、 水槽を占有し続けます。「殖やせば殖やすほど得」にはならないということです。 上の水槽数は、実際に必要になる本数を入れてください。
産卵は初回から始まる前提で計算しています。実際には親を買ってから最初の出産まで時間がかかり、 稚魚が売れるサイズになるまでにさらに数か月かかります。つまり最初の数か月は売上がゼロです。 短い期間で試算すると実態より甘い数字が出ます。