エビ・貝の繁殖
Shrimp & Snails
かんたんに言うと
ミナミヌマエビやレッドチェリーは水槽が安定すれば勝手に殖え、稚エビの隔離も要りません。ただし相場は安く、品種とグレードで値段が大きく変わります。
このカテゴリの要約
仕入れ値は2026年7月の調査。掲載種のうち、価格の裏付けが取れているものの幅です。
目次
ミナミヌマエビ・レッドビーシュリンプ・チェリーシュリンプなど。稚エビは親と同じ形で産まれ、そのまま同居で育つため隔離が要らない。品種と柄のグレードで単価が大きく変わる。
エビ・貝の繁殖の勘所
メスが腹に卵を抱えたまま孵化まで運ぶ。水槽が安定していれば自然に殖え続ける。難しいのは殖やすことではなく、水質の急変で全滅させないことと、グレードを維持する選別。
エビ・貝の4種を比べる
繁殖の難しさ・繁殖に向く水温・増える数・相場を一覧にしました。数字の出典は各種のページにあります。pHはふだんの飼育で許容できる幅で、繁殖に必要な水質は種によって別に厳しい場合があります(各種のページを参照)。
| 種 | 繁殖の難しさ | 繁殖水温 | 1回に増える数 | 売れるサイズまで | 相場(1匹) |
|---|---|---|---|---|---|
| ミナミヌマエビ | とても簡単 抱卵 |
2〜27℃
飼育pH 6〜8 |
38〜130 | 90〜120日 | 27〜74円 |
| レッドチェリーシュリンプ | とても簡単 抱卵 |
22〜26℃
飼育pH 6.5〜8 |
20〜30 | 90〜120日 | 55〜135円 |
| レッドビーシュリンプ | ふつう 抱卵 |
23〜25℃
飼育pH 6〜6.5 |
20〜30 | 90〜150日 | 195〜280円 |
| ヤマトヌマエビ | とても難しい 抱卵 |
15〜28℃
飼育pH 7〜8 |
500〜4,000 | — | 39〜162円 |
相場について2026年7月までに大手通販とオークションの実売を種ごとに調べた幅です。値段は動くので、目安として見てください。
目的別に選ぶなら
- とにかく失敗せず殖やしたい:ミナミヌマエビ・レッドチェリーシュリンプ(繁殖の難易度「とても簡単」)。
- 早く次の世代を見たい:ミナミヌマエビ。産まれてから売れるサイズまで90〜120日で、このグループでいちばん短い部類です。
- 1匹あたりの相場が高いもの:レッドビーシュリンプ(195〜280円)。ただし相場が高いことと、個人が売って採算が合うことは別です。理由は種のページと繁殖は儲かるのかに書いています。
エビ・貝の繁殖で役立つガイド
よくある質問
エビ・貝でいちばん繁殖が簡単なのはどれですか?
掲載している種
繁殖が簡単な順に並べています。
抱卵
ミナミヌマエビ
Neocaridina denticulata
水槽が安定していれば何もしなくても殖えます。ただし1匹27円で売られており、売り物にはなりません。
抱卵
レッドチェリーシュリンプ
Neocaridina davidi
ミナミヌマエビと同じ手軽さで殖え、色がつくぶん少し高く売れます。ただし混ぜると色が消えます。
抱卵
レッドビーシュリンプ
Caridina logemanni
単価はミナミの10倍近くありますが、水質の作り込みと選別が要り、相場は下降局面です。
抱卵
ヤマトヌマエビ
Caridina multidentata
コケ取り最強で常に売れるのに、幼生が汽水でないと育たず家庭ではほぼ殖やせない。売れるのに作れない、ミナミの真裏の魚です。