コイ科の繁殖
Cyprinids
かんたんに言うと
ゼブラダニオ・アカヒレなど丈夫で殖やしやすい魚です。ただし親が卵を食べるため、卵を親から離せるかどうかが成否を分けます。
このカテゴリの要約
仕入れ値は2026年7月の調査。掲載種のうち、価格の裏付けが取れているものの幅です。
目次
ゼブラダニオ・アカヒレ・ラスボラなど。丈夫で水質にうるさくなく、繁殖も比較的容易。単価は安いが、まとまった数を安定して殖やせる。
コイ科の繁殖の勘所
水草や底床に卵をばらまくバラマキ産卵が多い。親が卵を食べてしまうため、産卵後すぐに親を隔離するか、卵が落ちる仕掛け(産卵ネット・ビー玉)を使うのが定石。
コイ科の5種を比べる
繁殖の難しさ・繁殖に向く水温・増える数・相場を一覧にしました。数字の出典は各種のページにあります。pHはふだんの飼育で許容できる幅で、繁殖に必要な水質は種によって別に厳しい場合があります(各種のページを参照)。
| 種 | 繁殖の難しさ | 繁殖水温 | 1回に増える数 | 売れるサイズまで | 相場(1匹) |
|---|---|---|---|---|---|
| スマトラ | 簡単 バラマキ産卵 |
25〜27℃
飼育pH 6〜8 |
200〜300 | 60〜90日 | 245〜347円 |
| ゼブラダニオ | 簡単 バラマキ産卵 |
23〜24℃
飼育pH 6〜8 |
200〜300 | 70〜120日 | 93〜120円 |
| チェリーバルブ | 簡単 バラマキ産卵 |
25〜27℃
飼育pH 6〜8 |
150〜300 | 70〜120日 | 134〜260円 |
| アカヒレ | 簡単 バラマキ産卵 |
2〜25℃
飼育pH 6〜8.5 |
20〜50 | 90〜120日 | 30〜140円 |
| ラスボラ・ヘテロモルファ | とても難しい 産着卵 |
28〜28℃
飼育pH 5〜7.5 |
100〜300 | — | 183〜347円 |
相場について2026年7月までに大手通販とオークションの実売を種ごとに調べた幅です。値段は動くので、目安として見てください。
目的別に選ぶなら
コイ科の繁殖で役立つガイド
よくある質問
コイ科でいちばん繁殖が簡単なのはどれですか?
コイ科の親は卵や稚魚を食べますか?
掲載している種
繁殖が簡単な順に並べています。
バラマキ産卵
スマトラ
Puntigrus tetrazona
丈夫でよく殖える定番のコイ科ですが、ヒレの長い魚を齧るため混泳を選びます。単価も安く売り先に困る、殖やす意味の乏しい魚です。
バラマキ産卵
ゼブラダニオ
Danio rerio
1回に200〜300個も産む多産な卵生魚です。数は採れますが、品種差が2倍しかなく値が付きません。
バラマキ産卵
チェリーバルブ
Puntius titteya
家庭で殖やせる数少ないバルブ。丈夫でバラマキ産卵し稚魚も育てやすいのに、単価が安く出口が無く採算は合いません。
バラマキ産卵
アカヒレ
Tanichthys albonubes
丈夫で殖やしやすい卵生魚です。ただし通販では1匹30円の「生餌」として売られています。
産着卵
ラスボラ・ヘテロモルファ
Trigonostigma heteromorpha
葉の裏に卵を産み付ける珍しい繁殖をします。ただし家庭での繁殖例はほとんど報告がありません。