【価格】2026-07-17 に charm(チャーム)の実売ページで確認。
・基本種: ヒメダカ100匹4,600円=1匹46円、黒メダカ100匹4,600円=46円、ヒメダカ6匹690円=115円。**他の8種と同じ「安すぎて勝負にならない」圏**。
・改良品種: 幹之スーパー強光10匹1,500円=150円、紅帝10匹1,850円=185円、墨武10匹4,500円=450円、サファイア10匹4,500円=450円、サタン10匹5,200円=520円、ゴジラ10匹6,000円=600円、曜変天目10匹8,000円=800円・3匹3,000円=1,000円。
・一点物/高級品種(専用カテゴリ・全25点中21点が売り切れ): 過背金龍1ペア8,000〜20,000円=1匹4,000〜10,000円、ブラックフェザーライト1ペア20,000円=10,000円、オレンジシャーベット1ペア12,000〜18,000円、ファイアーアースアイ1ペア15,000円。
→ **46円〜10,000円で200倍以上のレンジ**。charm が「一点物・高級品種」という専用カテゴリを持つ淡水魚は、当サイトで調べた9種のうち改良メダカだけ。
【「卵にも高値がつく」は否定された】ヤフオクの落札実績(2026-07-17 確認、過去120日)で「メダカ 卵 30個」の平均落札価格は766〜849円(検索条件により差)。**1個あたり約26円**。実際の落札例は、松井ヒレ長ピンクサファイア1,105円、幹之ダルマ1,000円、夜桜ゴールド600円、朱光菊500円、三色ラメ500円、ミッドナイトフリル体外光310円(いずれも30個前後)。
→ 朱光菊の成魚は charm の一点物で1ペア6,000円=1匹3,000円だが、その卵は30個500円=1個16.7円。**卵は成魚の1/100以下**。卵販売は「送料と死着リスクを回避する代わりに、価値の99%を買い手に譲る」取引である。買い手が孵化と育成の手間とリスクを引き受ける対価がこの差。ヤフオクの手数料は落札価格の10%(2024/6/4より一律)。
【販路】メルカリは**生体も卵も禁止**(公式ヘルプの禁止出品物)。楽天ラクマも同様。**Yahoo!フリマは2024-07-25に卵を禁止化**(それ以前は可能だった)。ヤフオクは改良メダカの生体・卵とも出品可能(ただし野生のミナミメダカ・キタノメダカはNG)。**実質ヤフオク一択で、販路は縮小方向**。加えて卵市場では詐欺の蔓延が指摘されており(1名の出品者が82取引・219,774円を計上した実例の記録あり)、買い手側の不信が売り手の単価を押し下げている。
【値崩れ「半年で1/10」の検証 → 不正確。実態はもっと激しい】曜変天目メダカで検証できた。2024年のリリース時は数十万円とされ(出典は卵販売業者のブログ。**利益相反あり**)、2025年のヤフオクで約1,000円、そして**2026-07-17 の charm 実売で10匹8,000円=1匹800円**。charm の小売価格は通常オークション相場より高いにもかかわらずこの水準であり、業者ブログの主張を実売価格が独立に裏付けた形になる。
→ 数十万円/ペア から 1,600円/ペア へ、**約2年で1/100〜1/125**。「半年で1/10」とオーダーは整合するが、**半年で1/10で止まるのではなく、そのまま底まで落ち続ける**のが実態。崩落が加速した理由として、毎日産卵し誰でも増やせること、専門店経由だった個人がオークション・SNS・無人販売で直販するようになったことが挙げられている。
【積算温度「250℃日」は一次情報の裏付けなし】ホビー界で広く使われる経験則だが、一次情報を確認できなかった。学術研究(Iwamatsu 2004, Mechanisms of Development 121(7-8):605-18)では人工授精卵を26±1℃で培養し孵化まで約9日としており、計算すると約234℃日。250は経験則の丸め値と思われる。複数の情報源が「条件次第で500℃日以上かかる場合もある」と注記しており、単純な線形則ではない。
【日照13時間】水温だけでは産卵しない。日照13時間以上(13.5時間付近から脳下垂体のゴナドトロピン分泌が活発化、14時間推奨)がトリガーになる。条件成立から産卵開始まで約2週間。出典は THE AQUA LAB(確度:中)。
【初期飼料の注意】卵生のため針子(孵化直後の稚魚)は卵胎生のグッピー稚魚より**小さい**。ゾウリムシは針子の口より大きく、孵化1週間後からが目安。孵化3日目からパウダー状の人工飼料を1日4〜5回。グリーンウォーターは24時間採餌できるため餓死リスクを大幅に下げる。
【裏付けが取れなかった項目】「1匹100万円」という記述がメディア記事にあるが、実売ページで確認できた最高額は charm の一点物1ペア20,000円=1匹10,000円であり、100万円は裏付けなし(過去の個別取引の伝聞と思われる)。産卵数・寿命・性成熟の学術一次情報も未取得(すべてショップ・ブログが情報源)。曜変天目の2024年リリース価格「数十万円」も業者ブログの主張のみで当時の実売ページは未確認。硬度、稚魚の生存率も裏付けなし。
【個人の収益実例について】高額の成功例(4か月で728,598円、年間186万円など)はほぼすべて情報商材プラットフォームやアフィリエイト系の記事が出典であり、**利益相反があるため採算の根拠として採用していない**。利益相反のない個人ホビイストのブログ(千葉県・会社員)は、卵20個+αを1,500円で売った実績を記録したうえで「月3万円は十分可能と試算するも、現実はうまく採卵できなかったり単価1,000円だと売れなかったりで、計画どおりにはいきません」と総括している。これが最も信頼できる証言。
【主な情報源】charm(販売ページ)、ヤフオク(落札実績)、メルカリ公式ヘルプ、Yahoo!公式、環境省、Wikipedia、Iwamatsu 2004(PubMed 15210170)、GEX、東京アクアガーデン、めだかやベース、THE AQUA LAB、ちわ丸メダカブログ。