種(たね)を入手する
ゾウリムシは「種」を分けてもらって殖やします。通販(メダカ販売業者・アクアショップ)や愛好家からの分譲でペットボトル入りが届きます。最初は市販の種水を買うのが確実で、野外の水から自力で当てるより失敗が少ないです。
コツまずは少量の種水から。増えたら植え継いでいけば買い足しは要りません。
かんたんに言うと
ゾウリムシとインフゾリアは、ブラインシュリンプすら大きすぎる極小の針子のための「最初の生き餌」。カルキ抜き水に種と少量の栄養を入れて4日〜2週間で殖えますが、入れすぎと雑菌だけは共通の失敗点です。
「別物」として並べると誤りです。まずここを押さえてください。
| 観点 | ゾウリムシ(パラメシウム) | インフゾリア |
|---|---|---|
| 正体 | 1種類の繊毛虫。種を入手して殖やす | ゾウリムシ等を含む微小生物の総称。特定の1種ではない |
| 殖やし方 | 種+培養液で継いでいく(純粋培養寄り) | 野菜くず等を水に入れ、自然に沸かせる |
| 再現性 | 種を継げば比較的安定 | 何が沸くかは環境しだいでばらつく |
つまり「ゾウリムシはインフゾリアの一種」。対立する2つではなく、大きなくくり(インフゾリア)と、その代表選手(ゾウリムシ)の関係です。
日数・分量は資料でばらつきます。下は共通する目安です。数値は薄め・少なめから。
ゾウリムシは「種」を分けてもらって殖やします。通販(メダカ販売業者・アクアショップ)や愛好家からの分譲でペットボトル入りが届きます。最初は市販の種水を買うのが確実で、野外の水から自力で当てるより失敗が少ないです。
コツまずは少量の種水から。増えたら植え継いでいけば買い足しは要りません。
500ml〜1Lのペットボトルが定番です。水はカルキを抜いた水かミネラルウォーターを使います。全滅に備えて複数本に分けて培養しておくと、1本ダメになっても残りで立て直せます。
注意水道水をそのまま使うと雑菌が入って増えない・全滅する報告があります。必ずカルキを抜いてください。
栄養源は、エビオス(ビール酵母錠)・生茶・米のとぎ汁・無調整豆乳などいずれか一つ。「唯一の正解」はなく、分量も資料でばらつきます。エビオスは濃度が安定して楽ですが匂いが強め、生茶は匂いが出にくく室内向きです。
注意入れすぎは腐敗・全滅の最大の原因です。「少ないかな?」くらいで十分。特定のml数・錠数を鵜呑みにせず、薄めから始めて様子を見てください。
水温はおおむね15〜25℃でよく増えます。フタは軽く緩めておき(密閉すると酸欠)、1日1回そっと振って酸素を回すとよいとされます。
注意直射日光は避けます(コケ・グリーンウォーター化して藻に置き換わる)。5〜6℃以下では死ぬおそれがあります。
黒い紙を背にして横から光を当てると、白い点が無数に動き、水全体が白っぽく濁って見えれば完成です。かかる日数は暖かくて4〜5日、冬は2週間ほど。おおむね4日〜2週間の幅を見ておきます。
コツ見え方は環境で変わります。点が動いているかどうかで判断します。
1〜2週間で増殖のピークを迎え、その後は環境が悪化して減っていきます。ピーク後に培養液の半分ほどを種にして、新しいカルキ抜き水+栄養の容器へ移します。数本を時間差で回すと途切れません。
コツ古い容器は思い切って破棄。だらだら延命させると雑菌が優勢になります。
種を継ぐゾウリムシと違い、こちらは「その場で自然発生させる」やり方です。
水の中では「植物プランクトン → インフゾリア → ケンミジンコ」の順に生き物が現れます。針子に使うのはこの初期段階です。
境目は資料で前後します。「必ずこの順」ではなく、組み合わせて使うのが実態です。
| 段階 | 主な餌 |
|---|---|
| 孵化直後 | グリーンウォーター、インフゾリアなど極微細な餌 |
| ふ化後およそ1週間〜 | ゾウリムシ、すりつぶしたパウダー状の粉餌 |
| さらに成長 | ブラインシュリンプの幼生(高栄養) |
| その先 | 通常の粉餌・人工飼料 |
培養日数・水温・見分け方・植え継ぎ・濾して与える方法は、アクアリウム専門業者とメダカ専門サイトの記述をつき合わせました。培養液の分量(エビオスの錠数・とぎ汁の割合・豆乳量)は資料間で大きく割れるため特定の量は載せず「薄め・少なめから」とし、ゾウリムシを与え始める時期(孵化直後か1週間後か)も見解が分かれるため両論を併記しています。針子の口径0.3mm・粉餌1mm前後は複数のメダカ解説の記載によります。主な参照先:東京アクアガーデン、AQUALASSIC、スペクトラム ブランズ(旧テトラ)、おしえて!田舎センセイ、メダカの秘密基地、宮須めだか、ねくらかいブログ。