【価格】2026-07-18 に charm(チャーム)の検索結果一覧で確認。標準タンクブリード(ペルマト)は1匹800円、3匹1,200円=1匹400円、5匹1,850円=1匹370円、国内ブリード1ペア2,000円=1匹1,000円。アルビノ1匹950円、3匹2,700円=900円。ワイルドとヨーロッパブリードは別格で、ナイジェリア(ワイルド)1ペア9,000円=1匹4,500円、アズミニ(ワイルド)1ペア6,500円=3,250円・メス単品3,500円、ブルー(ヨーロッパブリード)1ペア8,500円=4,250円。→標準ブリードは1匹370〜800円と安く、ワイルド産地物だけが高い。
【ヤフオク実売(closedsearch「ペルヴィカクロミス」180日・全49件、ただし平均3,602円は別種/ワイルドが押し上げ)】プルケール(本種)に限った代表落札は、即決3匹1,500円=1匹500円(同一出品者が半年で5回)、DeepBlue若魚5匹2,980円=596円(3回成立)、不二熱帯魚M3匹1,050〜1,815円=1匹350〜605円、K.K 1匹450円・5匹2,680円=536円、ワイルド1ペア5,600円=2,800円。個人の実売は実質1匹350〜600円、入札はほぼ1件で競り上がりなし。プルケールの成立は半年で13〜14口=月2口前後でアピスト(月8口)よりさらに薄い。メルカリの落札データは取得できず=不明。
【学名・名前】Pelvicachromis pulcher (Boulenger, 1901) が有効(GBIF・Seriously Fish・Wikipedia 一致、確度:高)。原記載 Pelmatochromis pulcher → 1968年 Thys van den Audenaerde が Pelvicachromis 属を創設(本種がタイプ種)。通称「クリブ/kribensis」は、本種がかつて Pelmatochromis kribensis と誤同定されて流通したことに由来する俗称。2014年の分割で Pelvicachromis kribensis は(カメルーン産の)別の有効種になったため、現在「クリブ」と呼ばれる本種と学名 kribensis の魚は別物(確度:中)。日本では「ペルマト」の流通名が定着。「パープルクロミス」の由来は一次情報で裏が取れず=不明。近縁の P. taeniatus は2014年に drachenfelsi / kribensis / taeniatus の3種に分割された。
【繁殖】洞窟産卵+両親による保育(biparental、確度:高)。アピスト(メス単独保育)との決定的な違い。オスは縄張り防衛、メスが卵・仔魚を直接世話。産卵数50〜300個(Seriously Fish「最大300」/ Wikipedia「50〜200」/ 水作の実例「約70匹ふ化」、確度:中〜高)、洞窟の天井・壁に粘着卵。孵化は水温25〜26℃で約72時間=2〜3日。自由遊泳は出典が食い違い、水作「ふ化後3日目〜」・Seriously Fish「7〜8日」。初期飼料は粉末ベビーフード+ブラインシュリンプ幼生を1日3〜4回。親と同姿になる(分離目安)のはふ化後65日ごろ(実体験1例、確度:中)。繁殖に塩・汽水は不要が実務の一致点だが、野生の汽水依存度は Seriously Fish「一部個体群は汽水」vs 他「汽水には決していない」で両論あり=不明。とても丈夫で繁殖容易・入門向きは複数ソースで裏が取れた。
【性比のpH依存】業界通説は「酸性→メス、アルカリ→オス」(pH6.5で♂25%/7.0で50%/7.5で75%等)だが一次典拠が確認できない。唯一の対照実験 Reddon & Hurd (2013)「Water pH during early development influences sex ratio and male morph in P. pulcher」Zoology(PubMed 23474178、確度:高)は、pH5.5と6.5(26℃)で試験し「pHが早期発生の性決定に影響する(環境依存型性決定)」ことを確認したが、方向は通説と逆で、より酸性のpH5.5でオス(と多婚型オス)が相対的に多く、かつどちらのpHでもメス偏りで一方に偏りきらない(Seriously Fish のニュース解説)。→「pHを操作して性比を量産し高く売る」スキームは科学的裏付けが不十分で成立しない。 アピストと「同じか逆か」も断定不能。
【サイズ・寿命・病気】オス最大全長12.5cm(一般に約10cm)・メス最大8.1cm(約7.5cm)でオスが大きい。寿命は約5年(資料により5〜8年、確度:中、一次確定値は取れず)。総じて丈夫で耐病性が高く、クリブ特有の弱点は一次情報で確認できず=不明。一般疾病(白点・ブロート・ホールインザヘッド)に罹り得るが、クリブ限定の脆弱性を示す根拠はない。
【裏が取れなかった項目】①「パープルクロミス」の名の由来(不明)②性比pH依存の方向と定量値(通説と査読論文が逆・通説の数値は典拠不明)③寿命の確定値(5〜8年と幅)④野生の汽水依存度(両論・繁殖に塩不要は一致)⑤自由遊泳までの日数(3日 vs 7〜8日)⑥稚魚の定量的生存率(「高い」の定性記述のみ)⑦出荷サイズまでの正確な育成日数(実体験1例=65日で親と同姿、M/ML出荷の厳密日数は確度中)⑧メルカリの実落札データ(不明)。
【主な情報源】charm(販売ページ)、Yahoo!オークション closedsearch(落札相場・180日)、GBIF、Seriously Fish(種ページ+性比ニュース)、Reddon & Hurd 2013 Zoology(PubMed 23474178)、Practical Fishkeeping、Aquarium Glaser、水作コラム、TFH Magazine、Wikipedia(英/日)。